英語の会議・商談で質問の意味が分からず焦った経験はありませんか。本記事では聞き返し方の基本と場面別フレーズ、聞き取り力の鍛え方をご紹介します。
記事要約
英語の会議や商談で相手の発言を聞き取れないとき、多くの人は「もう一度聞くのは失礼ではないか」と感じて聞き流してしまいます。しかし、ビジネスの現場では、内容を正確に理解しないまま話を進めるほうがリスクが大きく、丁寧に聞き返すことはむしろ信頼につながる行動です。
聞き返しには「全体を聞き直す」「一部だけ確認する」「自分の理解を要約して確認する」など複数のパターンがあり、場面に応じて使い分けることで、会話の流れを止めずに理解度を高められます。また、こうした確認フレーズは単に覚えるだけでなく、日々の英会話練習の中で実際に使う機会を積み重ねることで、とっさに口から出るようになります。
本記事では、英語の会議・商談で使える確認フレーズを場面別に整理し、聞き取り力そのものを底上げする勉強法についても解説します。ビジネスパーソンが今日から使えるフレーズと、中長期的な学習の考え方の両方に合わせた具体的な情報をお届けします。
英語の会議・商談で「聞き返せない」と悩む人は多い
「相手の英語が早口で、何を言っているのか分からなかった」
「専門用語が出てきて聞き取れなかったけれど、聞き返すタイミングを逃してしまった」
「何度も聞き返すと能力を疑われるのではないかと不安になる」
「オンライン会議だと音質が悪く、余計に聞き取りづらい」
こうした悩みを抱えている方は少なくありません。
英語での会議や商談は、日本語での会話以上に「聞き取れなかった部分をどう扱うか」が結果を左右します。分からないまま相槌だけで進めてしまうと、後から認識のズレが発覚し、契約内容や納期の誤解につながることもあります。逆に言えば、適切な確認フレーズを身につけておくだけで、会話の質と信頼関係の両方を大きく改善できます。この記事では、そうした場面ですぐに使えるフレーズと、聞き取り力そのものを底上げする学習の考え方を順番に解説していきます。
なぜ「聞き返す力」がビジネス英語で重要なのか
聞き取れないまま進めるリスク
会議や商談では、一つの聞き違いが後工程全体に影響することがあります。たとえば数量や納期、金額といった数字関連の情報を誤って理解した場合、契約条件の相違や納品トラブルに発展しかねません。分からない部分をその場で確認することは、後から発生する手戻りコストを防ぐための基本的なリスク管理でもあります。
日本語のビジネスシーンでは「空気を読んで後で確認する」という選択肢もありますが、英語の商談相手、特に海外のビジネスパーソンは、その場で疑問点を明確にする文化に慣れていることが多く、聞き返すこと自体をネガティブに捉えないケースがほとんどです。むしろ、要点を整理しながら質問する姿勢は、論理的で誠実な担当者という印象を与えることにもつながります。
「聞き返す=能力不足」という誤解を手放す
多くの学習者が、聞き返すことに対して「英語力が低いと思われるのではないか」という不安を抱いています。しかし実際には、ネイティブスピーカー同士の会話でも聞き返しは頻繁に発生しており、”Sorry, could you say that again?”(すみません、もう一度言っていただけますか)のような表現は日常的に使われています。
重要なのは、聞き返し方の質です。ただ「聞こえませんでした」と繰り返すのではなく、どの部分が分からなかったのかを具体的に示すことで、相手は必要な情報だけを補足しやすくなります。この「具体性のある聞き返し」ができるかどうかが、ビジネスの現場での印象を大きく左右します。
場面別に使える確認フレーズ一覧
発言全体が聞き取れなかったときのフレーズ
相手の発言全体を聞き逃してしまった場合は、まず丁寧に聞き直しをお願いする表現から始めます。次のようなフレーズが代表的です。
| フレーズ | 日本語訳 | ニュアンス |
|---|---|---|
| Could you say that again, please? | もう一度言っていただけますか。 | 最も基本的で丁寧な聞き返し |
| I’m sorry, I didn’t catch that. | すみません、聞き取れませんでした。 | 聞き取れなかったことを率直に伝える |
| Would you mind repeating that? | 恐れ入りますが、繰り返していただけますか。 | ややフォーマルな依頼表現 |
| Sorry, could you run that by me one more time? | すみません、もう一度説明してもらえますか。 | カジュアルな商談向け |
これらは特定の単語ではなく発言全体が聞き取れなかった場合に使う表現です。冒頭にSorryやExcuse meを添えることで、突然話を止めても失礼な印象を与えにくくなります。
一部だけ聞き取れなかったときのフレーズ
発言の大部分は理解できたものの、固有名詞や数字など一部だけ聞き取れなかった場合には、範囲を絞った聞き返しが有効です。
| フレーズ | 日本語訳 | 使用場面 |
|---|---|---|
| Sorry, what was the number again? | すみません、数字は何とおっしゃいましたか。 | 数量・金額の聞き直し |
| Could you spell that for me? | それを綴っていただけますか。 | 社名・人名などの綴り確認 |
| Sorry, which part exactly? | すみません、具体的にどの部分ですか。 | 相手の発言のどの部分か曖昧なとき |
| I missed the part about the deadline. | 納期についての部分を聞き逃しました。 | 特定の話題だけ聞き逃したとき |
このように聞き取れなかった箇所を限定して質問することで、相手は該当部分だけを繰り返せばよく、会話全体のテンポを崩さずに済みます。
自分の理解を確認したいときのフレーズ
聞き取れてはいるものの、内容の解釈に自信が持てない場合には、自分の理解を言い換えて確認する方法が有効です。
- Just to confirm, you mean we need to finish by Friday, is that right?
(確認ですが、金曜日までに終わらせる必要があるということでよろしいですか)
- So if I understand correctly, the budget will be reviewed next month.
(つまり私の理解が正しければ、予算は来月見直されるということですね)
- Let me make sure I’ve got this right — you’d like us to send the revised proposal first.
(確認させてください。まず修正版の提案書を送ってほしいということですね)
このタイプの確認は「要約して聞き返す」ため、単に聞き返すよりも自分がどこまで理解しているかを相手に示せるという利点があります。誤解があった場合もその場で修正できるため、商談の精度を高める効果的な手法です。
オンライン会議・商談特有の聞き返しフレーズ
通信トラブルで聞き取れなかったとき
オンライン会議では、内容そのものよりも通信環境が原因で聞き取れないケースが少なくありません。この場合は、聞き取れなかった理由が自分の英語力ではなく通信環境にあることを明確に伝えると、相手も気持ちよく繰り返してくれます。
- Sorry, you froze for a second. Could you repeat that?
(すみません、一瞬映像が固まってしまいました。もう一度言っていただけますか)
- I think the connection dropped — could you say the last part again?
(接続が切れてしまったようです。最後の部分をもう一度お願いできますか)
- Your audio was breaking up. Sorry, could you go over that once more?
(音声が途切れていました。すみませんが、もう一度お願いできますか)
通信環境が理由であることを一言添えるだけで、聞き返しに対する心理的なハードルはぐっと下がります。特に海外拠点とのオンライン会議では、通信トラブル自体が珍しくないため、こうした表現は日常的に使われています。
画面共有中の資料について確認するとき
資料を画面共有しながら進む会議では、話の内容と資料のどの部分を指しているのかが分かりにくくなることがあります。そのようなときは、資料上の位置を指定しながら確認すると誤解を防ぎやすくなります。
- Sorry, which slide are you referring to?
(すみません、どのスライドについてお話しされていますか)
- Could you point to the section you mean?
(該当の箇所を示していただけますか)
- I’m not sure I’m looking at the right part — could you clarify?
(正しい部分を見られているか自信がありません。教えていただけますか)
画面上の情報と発言内容を紐づけて確認することで、資料の解釈違いによる後々のトラブルを防ぐことができます。
複数人が同時に発言する会議での確認
参加者が多いオンライン会議では、複数人がほぼ同時に発言し、誰の発言に対して確認すればよいか分かりにくくなる場面もあります。その場合は、確認したい相手を明確に指定することが重要です。
- Sorry, could I just check something you said, John?
(すみません、ジョンさん、先ほどのご発言について一つ確認してもよろしいですか)
- Going back to what Sarah mentioned earlier, could you clarify that point?
(先ほどサラさんがおっしゃっていた点について、詳しく教えていただけますか)
発言者を名指しして確認することで、会話が混線した状態でも、必要な情報を的確に引き出すことができます。

商談で使える一歩踏み込んだ確認フレーズ
価格や数量など数字の確認
商談では、金額や数量の聞き違いがそのまま契約リスクに直結します。数字に関する確認は、復唱して確認することを徹底するのが安全です。
| 場面 | フレーズ | 日本語訳 |
|---|---|---|
| 金額の確認 | Just to confirm, the total is $12,000, correct? | 確認ですが、合計は12,000ドルでよろしいですか。 |
| 数量の確認 | So we’re talking about 500 units, is that right? | つまり500個ということでよろしいですか。 |
| 割引率の確認 | Sorry, did you say a 10% discount or 15%? | すみません、割引は10%とおっしゃいましたか、それとも15%ですか。 |
数字は聞き間違いが起きやすい一方で、間違えた場合の影響が大きい情報でもあります。そのため、他の内容以上に必ず復唱して確認する習慣をつけておくことが望ましいでしょう。
契約条件・専門用語の確認
契約条件や業界特有の専門用語が出てきた場合は、意味そのものが分からないケースもあります。このような場合は、聞き返すというより「意味を確認する」というアプローチが有効です。
- Sorry, could you explain what that term means in this context?
(すみません、この文脈でその用語はどういう意味か説明していただけますか)
- What exactly does “lead time” refer to in this agreement?
(この契約における「リードタイム」とは具体的に何を指しますか)
- Just to make sure I understand — does that clause apply to both parties?
(確認ですが、その条項は双方に適用されるということでよろしいですか)
専門用語の理解が曖昧なまま契約を進めることは大きなリスクになるため、分からない用語はその場で必ず確認するという姿勢を持つことが重要です。
聞き返すときにやってしまいがちなNG表現と言い換え
ぶっきらぼうに聞こえる表現
聞き返すこと自体は問題なくても、表現の選び方によっては相手にきつい印象を与えてしまうことがあります。特に、クッション言葉を省略した短い聞き返しは、意図せず冷たく聞こえることがあるため注意が必要です。
| NGになりやすい表現 | 印象 | 言い換え例 |
|---|---|---|
| What? | ぶっきらぼう・不機嫌に聞こえる | Sorry, could you say that again?(すみません、もう一度言っていただけますか) |
| You said what? | 詰問しているように聞こえる | Sorry, what did you say? (すみません、何とおっしゃいましたか) |
| I don’t understand. | 会話全体を否定しているように聞こえる | Sorry, could you clarify that part? (すみません、その部分を詳しく教えていただけますか) |
| Again? | 面倒そうな印象を与える | Sorry, one more time, please. (すみません、もう一度お願いします) |
いずれもSorryや Could you〜のクッションを添えるだけで印象が大きく変わるという共通点があります。とっさに短い表現が出てしまいがちな人ほど、あらかじめ言い換え表現をセットで覚えておくと安心です。
曖昧なまま流してしまう表現
聞き取れていないにもかかわらず、なんとなく相槌だけで済ませてしまうことも、ビジネスの現場ではリスクになります。”Yeah, yeah.”や”OK, OK.”のような内容を伴わない相槌は、後になって「実は理解していなかった」という状況を招きやすい表現です。分からないときは、無理に相槌で流さず、上記で紹介したような具体的な確認フレーズに置き換えることが望ましいでしょう。
会議後のメールで使う確認フォローアップフレーズ
その場で聞けなかった内容を後から確認する
会議中にタイミングを逃してしまった場合や、聞き取れた自信はあるものの念のため書面で残しておきたい場合には、会議後のメールで確認するという方法も有効です。
- Just to confirm what we discussed, the deadline is set for March 15th.
(確認のためのご連絡ですが、締め切りは3月15日ということでよろしかったでしょうか)
- I wanted to double-check one point from our meeting — could you confirm the quantity we agreed on?
(会議での一点について確認させてください。合意した数量を教えていただけますか)
- Following up on today’s call, could you clarify the next steps?
(本日のお電話のフォローアップですが、次のステップについて教えていただけますか)
メールでの確認は、口頭でのやり取りと違って記録として残るという利点があります。特に金額や納期など、後から「言った・言わない」のトラブルになりやすい内容は、会議中に確認しきれなかった場合でも、メールで念押ししておくと安心です。
議事録と一緒に確認事項を送る
会議の内容を議事録としてまとめて共有する際に、確認しておきたい点をあわせて記載する方法もあります。”Please let us know if the following summary is correct.”(以下の内容で認識に相違がないかご確認ください)という一文を添えたうえで、聞き取りに自信がなかった箇所を明記しておくことで、相手からの訂正を促すことができます。会議中にすべてを確認しきれなくても、こうした事後フォローによって理解のズレを解消できる場面は多くあります。
▼おすすめの英語コーチング
会議や商談での確認フレーズは覚えるだけでなく、実際の会話の中で瞬時に使えるようになって初めて役に立ちます。トライズが他の英語コーチングと異なる点は、専属コンサルタントによる学習サポートだけでなく、1年間で144回という実践的な英会話レッスンがしっかりと組み込まれている点です。教材・レッスン・学習プランのすべてが一人ひとりに合わせた完全オーダーメイドで設計されるため、無駄のない学習が実現しやすくなっています。1日3時間の学習を継続することで、2〜12ヶ月という短期間でビジネスで通用する英語力を身につけることを目指せる仕組みになっています。
トライズの特徴:
- 1日3時間・年間1,000時間の学習設計に基づく短期集中プログラム
- 専属コンサルタントが一人ひとりに合わせて学習プランを設計
- 専属ネイティブコーチとの実践的な英会話レッスン(1年プランだと144回)
- 教材・レッスン・学習プランのすべてが完全オーダーメイド
- 会議・商談を想定したロールプレイ形式のレッスンも取り入れやすい
- 一人ひとりに最適化された無駄のない学習で、2〜12ヶ月での英語力習得を目指す
- インプットとアウトプットの両面を体系的にサポートする完結型の仕組み
- 無料カウンセリングで現状診断が可能
これだけ充実したサポート体制が整っている一方で、他の英語コーチングと比較すると月額費用が抑えられている点も、トライズの特徴の一つです。短期間で実践的な英語力を身につけたいビジネスパーソンにとって、コストパフォーマンスの高い選択肢と言えるでしょう。
無料カウンセリングでは、現在の課題や目標に合わせて、どのような学習が必要かを相談することができます。まずは情報収集の一つとして話を聞いてみるのも一つの方法です。
確認フレーズを自然に使うための工夫
焦らず一呼吸置いてから聞き返す
聞き取れなかった瞬間、慌てて口ごもってしまうと、かえって相手に不安な印象を与えることがあります。一呼吸置いてから落ち着いた声で聞き返すだけで、同じフレーズでも「困っている人」ではなく「冷静に確認している人」という印象に変わります。特にオンライン会議では、映像越しに焦りが伝わりやすいため、間を取ることを意識するだけでも印象は大きく変わります。
メモを取りながら確認ポイントを絞る
会議中は、聞き取れなかった単語や数字をその場でメモしておき、発言が一区切りついたタイミングでまとめて確認するという方法も効果的です。逐一止めるのではなく、要点を絞って質問することで、会議全体の進行を妨げずに理解の抜け漏れを防げます。特に商談のように限られた時間で結論を出す必要がある場面では、この「タイミングを見て確認する」スキルが重要になります。
確認できたら一言お礼を添える
聞き返して答えてもらった後は、”Thanks for clarifying.”(説明してくださりありがとうございます)や”Got it, thank you.”(分かりました、ありがとうございます)のように、短いお礼の一言を添えるのがおすすめです。確認して終わりにするのではなく、手間をかけてもらったことへの感謝を一言伝えることで、聞き返しへの心理的なハードルが下がるだけでなく、相手との関係性を良好に保つことにもつながります。
聞き取り力そのものを底上げする勉強法
シャドーイングでリスニングの土台を作る
確認フレーズを覚えるだけでなく、そもそも相手の発言を正確に聞き取れる力を高めることも重要です。シャドーイングは、英語の音声を聞きながら少し遅れて同じように発音していくトレーニング方法で、英語特有のリズムや音の連結(リエゾン)に慣れる効果があるとされています。ビジネス系のポッドキャストやニュース音声を教材にすることで、会議や商談で使われる語彙にも自然と触れられます。
ディクテーションで細部の聞き取り精度を上げる
ディクテーションは、聞こえた英語を一字一句書き取っていくトレーニング方法で、「なんとなく聞こえた」状態から「正確に聞き取れた」状態へ引き上げる効果があります。会議で聞き逃しやすい数字や前置詞、助動詞といった細部を意識的に拾う練習になるため、確認フレーズに頼る場面そのものを減らすことにもつながります。ビジネス英語の教材や、業界に近いテーマのニュース音声を使うと、実際の会議で出てくる語彙にも慣れやすくなります。
ロールプレイで実践的な聞き返しに慣れる
フレーズを知っていても、実際の会話の中でとっさに使えなければ意味がありません。オンライン英会話やコーチングのレッスンの中で、あえて聞き取りにくい状況を想定したロールプレイを行うことで、実践的な聞き返しのタイミングや言い回しが身についていきます。相手に速いスピードで話してもらい、意図的に聞き返す練習を重ねることも効果的な方法の一つです。
会議前の予習で聞き取りやすい状態を作る
聞き返す回数そのものを減らすには、会議前の準備も欠かせません。事前に配布されるアジェンダや資料に目を通し、話題に出てきそうな専門用語や固有名詞を先に調べておくことで、当日の聞き取りやすさが大きく変わります。特に業界特有の略語や社内用語は、初見で聞き取るのが難しいため、事前に候補となる単語をリストアップしておくと安心です。予習によって内容の予測がつく状態を作っておくことは、聞き返しの負担を減らすための地道ながら効果的な方法です。
第三者からのフィードバックで自分の弱点を把握する
自分がどのような発音・スピード・語彙で聞き取りにくくなっているのかは、一人での学習だけでは気づきにくいものです。オンライン英会話やコーチングのレッスンで、聞き返しが多くなった場面をコーチにフィードバックしてもらうことで、自分特有の聞き取りにくいパターン(早口な数字、特定の音、特定のアクセントなど)を客観的に把握できます。弱点が分かれば、シャドーイングやディクテーションの教材選びも、より的を絞ったものにできます。
よくある質問
Q1. 会議中に何度も聞き返すのは失礼にあたりますか。
A. 聞き返し方次第では失礼にはあたりません。聞き取れなかった部分を具体的に示さず”What?”(え?)を繰り返すと雑な印象を与えることがありますが、”Sorry, could you clarify the part about the schedule?”(すみません、スケジュールの部分を詳しく教えていただけますか)のように範囲を絞って丁寧に確認する分には、むしろ誠実な姿勢として受け止められることが多いです。頻度よりも、聞き返し方の質を意識することが大切です。
Q2. オンライン会議で聞き取りにくいときはどう伝えればよいですか。
A. 通信環境が原因であることを一言添えるのがおすすめです。”Sorry, your audio cut out for a second — could you repeat the last part?”(すみません、一瞬音声が途切れました。最後の部分をもう一度お願いできますか)のように、聞き取れなかった原因を明示することで、相手も自分の発言に問題があったわけではないと分かり、スムーズに聞き返しに応じてもらいやすくなります。
Q3. 聞き返しても相手の説明が理解できないときはどうすればよいですか。
A. 別の言い方で説明してもらうよう依頼するのが有効です。”Could you explain that in a different way?”(別の言い方で説明していただけますか)や”Could you give me an example?”(例を挙げていただけますか)のように、言い換えや具体例を求めることで、同じ表現を繰り返されるよりも理解しやすくなるケースが多くあります。それでも難しい場合は、後でメールなどの文章で確認する方法も選択肢の一つです。
Q4. 確認フレーズはどのくらい覚えておけばよいですか。
A. 場面別に3〜5パターン程度を覚えておけば、多くの会議・商談で対応できます。「全体が聞き取れないとき」「一部だけ聞き取れないとき」「理解を確認したいとき」の3パターンをそれぞれ1〜2個ずつ、口に出して練習しておくと、とっさの場面でも使いやすくなります。
Q5. 会議中に聞き返すタイミングが分からず、後回しにしてしまいます。
A. 発言の区切りとなるタイミングを狙って確認するのがおすすめです。相手の話が一区切りついた瞬間や、”Does that make sense?”(ここまでで分かりましたか)のように相手が質問を促すタイミングは、確認を挟みやすい場面です。どうしてもタイミングを逃した場合は、会議の終盤にまとめて確認する、または会議後にメールで”Just to follow up on one point from earlier…”(先ほどの一点について確認させてください)のように確認するという方法もあります。その場で聞けなかったことを引きずるより、後からでも確実に確認する方が、誤解を防ぐという目的には合致しています。
Q6. 聞き返した相手が早口のまま説明を続けてしまいます。
A. その場合は、聞き取りやすいスピードで話してもらうよう、あわせてお願いするのが有効です。”Sorry, could you slow down a little? I want to make sure I understand everything correctly.”(すみません、少しゆっくり話していただけますか。しっかり理解したいので)のように、理由を添えてスピードを調整してもらうことで、相手も配慮しやすくなります。スピードだけを指摘すると唐突に聞こえることもあるため、「正確に理解したいから」という前向きな理由とセットで伝えるのがポイントです。
まとめ
聞き返しは「弱み」ではなく「確認する力」
英語の会議・商談で聞き返すことは、英語力の不足を示すものではなく、内容を正確に理解しようとする姿勢の表れです。場面に応じて「全体を聞き直す」「一部を確認する」「自分の理解を要約する」というパターンを使い分けることで、会話のテンポを保ちながら誤解を防ぐことができます。
フレーズの暗記だけでなく、使う機会を積み重ねる
確認フレーズを知識として知っているだけでは、実際の会議の緊張感の中でとっさに口から出てくるとは限りません。日々の学習の中で実際に声に出し、ロールプレイなどで使う機会を重ねていくことが、実践的な聞き返し力につながります。まずは無理のない範囲で、日常のニュースやポッドキャストを使ったリスニング練習から始めてみるのも良いでしょう。そのうえで、体系立てたトレーニングを検討したい場合には、無料カウンセリングなどを通じて自分に合った学習方法を相談してみるのも一つの選択肢です。



